人工知能の産業化を真剣に考えるブログ

人工知能にオックスフォード大学の研究発表で仕事が奪われると言われているが、実際の産業にAIが導入される場合にどうなっていくのかを考えるブログ

今の子供たちが人工知能時代に、失業しないためにはどうすべきか

「AI失業」は、ビジネス誌がこぞって取り上げた問題である。「あなたの職業は30年後にもあるのか」というもので、出典元はオックスフォード大学の論文で提示された「あと10〜20年でなくなる職業と残る職業」である。本書でも、そこから作成したリストが紹介…

生活密着型サービスの可能性

2016年12月19日には、マーク・ザッカーバーグが2016年の「個人的な挑戦」と位置づけていた「映画『アイアンマン』シリーズに登場するデジタルアシスタントシステム『J.A.R.V.I.S.』のような人工知能システムを開発する」という取り組みの成果が発表されてい…

一次産業へのAI導入の可能性

仮に農業(一次産業)にAIが導入されると、どういう変化が見込まれるのだろうか。 例えば「間引き」という作業は、これまで自動化が極めて難しいとされてきた。「どれを間引いて、どれを残すか」の判断を下すことが、機械ではできないからだ。しかし、ディー…

日本のものづくり技術とAIの組み合わせでチャンスが生まれる

松尾豊氏はスタンフォード大学で客員研究員だった頃(2005〜2007)に、ヤフーのトップ研究者が大学で検索エンジンの作り方を教える光景を目の当たりにして、ビジネスと大学の間の「ゲーム・チェンジ」を実感したという。それ以前から「技術をベースにして企…

ディープラーニングで目を持ったAI

「ディープラーニング(深層学習)」は、2006年ごろから始まった機械学習の新しい方法である。「データをもとに、コンピュータが自ら特徴量を作り出す」のが、これまでの学習とは違う特徴だ。 ディープラーニングによって、AIの画像認識の精度は飛躍的に向上…

人工知能が出来ることって何?

人工知能が出来ることって? レベル1から4の段階に応じて、人工知能が出来ることはステップアップしていく。松尾豊氏は、これを流通倉庫を例にとって説明している。 詳しい説明は省略するが、「言われたことだけをこなすレベル1はアルバイト、たくさんのルー…

人工知能とはそもそも何か?

人工知能に多少なりとも興味があるなら、「この本は読んでおかなくては」と勧められたのが、松尾豊『人工知能は人間を超えるか』(角川EPUB選書)だ。 著者によれば、「人工知能とは何か」には、専門家と世間の間でずいぶんかけ離れた解釈がなされているとい…