人工知能の産業化を真剣に考えるブログ

人工知能にオックスフォード大学の研究発表で仕事が奪われると言われているが、実際の産業にAIが導入される場合にどうなっていくのかを考えるブログ

人工知能が出来ることって何?

人工知能が出来ることって?

 レベル1から4の段階に応じて、人工知能が出来ることはステップアップしていく。松尾豊氏は、これを流通倉庫を例にとって説明している。

 詳しい説明は省略するが、「言われたことだけをこなすレベル1はアルバイト、たくさんのルールを理解し判断するレベル2は一般社員、決められたチェック項目に従って業務をよくしていくレベル3は課長クラス、チェック項目まで自分で発見するレベル4がマネジャークラス」というメタファーは、とてもわかりやすい。

 しかし、一歩引いてみると、人間にだって得意・不得意はあり、その日の体調や意欲一つで関係性の強弱も異なる。「レベル4はおろか、レベル2にさえ達しているのだろうか?」と危ぶむことだって、しょっちゅうあると思うのだ。

 人工知能は、錬金術や不老不死同様、長年の人類の夢であるが、「何に使うのか」を想定できないと、技術だけが先走りしてしまう危険性から、いわゆるシンギュラリティ・パニックが起こるのであろう。